2018年6月22日(金)公認会計士第Ⅱ回短答式試験の合格発表がありました。

平成30年第Ⅱ回短答式試験の出願者数は7,180人と前年比109%となったようで、答案提出者5,346人、合格者数は975名、前年比205%になったのだそうです。

公認会計士・監査審査会では、平成29年度から始まったインターネット出願や公認会計士試験受験者の裾野を広げる為の広報活動が進められており、公認会計士を目指す受験者の増加傾向が続いているのだそうです。

d2gfyu128-0

また、試験とは関係ないのですが、日本公認会計士協会は2020年に、会員の会計士などから徴収する会費を2割値上げするのdそうで、これが実現すれば1980年以来、じつに40年ぶりの値上げとなるのだそうです。

具体的には、現在協会の会員数は約3万7000人に登るそうで、国家資格である公認会計士の「会員」は年6万円を年7万2千円に引き上げられ、会計士試験に合格したばかりの若手などが該当する「準会員」は、年1万5千円を年1万8千円にするのだそうです。

どうやら現在の協会の財政は厳しいようで、さらには東芝の監査が適正だったかをチェックするための人件費や地方の会計士への支援などでコストが増えてきているのだそうです。

17年3月期は6000万円弱の経常赤字だったようで、会費の値上げや業務の標準化でコストを削減し21年3月期の黒字化を目指しているとのことですが、公認会計士の協会が赤字経営になっていると聞くと、なんだか信用にかけてきますよね。

現在、協会の会員を対象に草案を提示し、値上げなどについて意見を募っているところのようで、協会の執行部は19年夏に開く総会で正式に決め、20年4月からの適用を目指しているようです。