公認会計士試験に合格すれば、すぐに公認会計士となるわけではありません。
公認会計士として登録するためには、試験合格以外にも、2年間の実務経験と3年間の実務補修を受ける必要があります。
実務経験とはその名の通り、実務の現場において経験を積むことであり、公認会計士や監査法人を補助する業務補助と財務に関する監査・分析その他の実務に従事する実務従事があります。
つまりは、監査法人で2年間勤務するか、一般企業において公認会計士の知識に基づく専門業務を2年間行うことが必要になります。
この実務経験については、試験の合格前に積んでおくことも可能となっているのですが、多くの場合は試験の合格後に2年間の経験を積むことが多いようです。
もうひとつの実務補習については、試験の合格後でなければならず、1人前の公認会計士になるために必要なより実務的な知識と技能を習得するために受ける座学の研修となります。
基本的には平日の夜、土日で実施され週に1~2回程度行われます。
この実務補習制度は3年の単位制度となっていて、必要な単位を取得しないと実務補習を修了することはできず、最後に修了考査という卒業試験に合格することが必要になります。